ご挨拶
令和６年１月１日に能登半島を襲った大地震は甚大な被害をもたらしました。能登の地で長い年月をかけて培われてきた人々の暮らしや豊かな文化を一瞬にして奪い去り、今もなお多くの方々が不自由な生活を余儀なくされています。
このたびの展覧会と講演会は、私たち金沢漆芸会が「漆に携わる者として何ができるのか」を会員で話し合い、企画したものです。
縄文の時代から続く能登の漆文化をあらためて見つめ直し、輪島の方々から現状を伺うことで、漆を通じて能登の復興に寄与し、漆の未来への歩みに少しでもつなげたいと考えております。
本展の開催にあたり、輪島や山中をはじめ多くの皆さまのご協力、そして澁谷学術文化スポーツ振興財団のご支援をいただきました。ここに深く感謝申し上げます。
金沢漆芸会 会長 田中信行
開催概要＜展覧会＞
タイトル ：「漆の力－金沢・輪島・山中－」展
会期：2025年11月1日(土)〜11月9日(日)
会場：石川県政記念しいのき迎賓館 １階 ギャラリーA・B
石川県金沢市広坂2丁目1番1号 / 076-261-1111
時間：10:00〜18:00
主催：金沢漆芸会
【後援】石川県、金沢市、北國新聞社、ＮＨＫ金沢放送局、ＭＲＯ北陸放送、 金沢商工会議所、石川県伝統産業振興協議会、金沢漆器商工業協同組合、輪島漆器商工業協同組合、山中漆器連合協同組合
【助成】公益財団法人渋谷学術文化スポーツ振興財団
＊金沢漆芸会と本展覧会に関するインタビューが掲載されました。
https://www.kanazawacraft.jp/journal/journal-4716/
出品作家(敬称略・50音順)
ギャラリーA
輪島：赤木 明登、浦出 勝彦、木谷 陽子、小森 邦衞、スザーン・ロス、角 康二、高名 秀人光、田中 義光、箱瀬 淳一、藤野 靖男、前 史雄、水口 咲、山岸 一男、山元 健司、彦十蒔絵 故 若宮 隆志
輪島塗師屋：大崎漆器店、しおやす漆器工房、尚古堂、田谷漆器店、蔦屋漆器店、藤八屋、吉田漆器工房、輪島キリモト、輪島屋善仁
山中：荒川 文彦、川北 良造、中嶋 虎男
ギャラリーB
金沢漆芸会会員：青木 千絵、朝間 名海、浅見 惟、池田 晃将、伊能 一三、鵜飼 康平、江端 博行、遠藤 茜、太田 翔平、大坪 直哉、金保 洋、清瀬 鈴、小島 康加、坂下 好晴、定池 隆志、芝山 佳範、清水 英姿、下出 直司、杉田 明彦、高 禎蓮(彦十蒔絵)、高田 光彦、高橋 悠眞、田中 信行、中野 孝一、名雪 園代、西村 松逸、野口 健、畑 宏、藤野 征一郎、松浦 悠子、村田 百川、村谷 聡志、村本 真吾、百瀬 玲亜、師池 一貴、山岸 紗綾、山村 慎哉、吉野 貴将
金沢漆芸会特別会員：漆器の能作（岡 能久）
開催概要＜講演会＞
表題：特別企画講演会「能登の漆文化と現状について」
日時：11月2日(日) 15:00~18:00
会場：石川県政記念しいのき迎賓館(展覧会同会場) ２階 ガーデンルーム
石川県金沢市広坂2丁目1番1号 / 076-261-1111
プログラム：
「能登の漆文化、7000年を紐解く」
漆器文化財科学研究所長 輪島漆芸美術館 名誉館長 四柳 嘉章 氏
「中谷家の現状と課題」
国重要文化財 能登天領庄屋 中谷家 当主 中谷 直之 氏
◎クロストーク「輪島の現状と取組」
・輪島キリモト 代表 桐本 泰一 氏
・田谷漆器店 代表 田谷 昂大 氏
・輪島市役所産業部輪島塗世界ブランド化推進室 参事 細川 英邦 氏
〈記念レセプション〉
日時 ：11月2日(日) 18:30~20:00 予定
会場 ：同会場 ２階 イベントホール
：参加費 2,000円、事前申込制・当日現金払（申込〆切10/19）
同時開催/銀座の金沢
タイトル ：「漆の力－金沢・輪島・山中－」展（金沢漆芸会特別企画）
会場別会期 ：
1F Art Exhibition
前期）2025年10月1日(水)〜10月26日(日)
後期) 2025年10月28日(火)〜12月4日(木)
2F KOGEI Exhibition
2025年10月1日(水)〜10月13日(月)
東京都中央区銀座5-1-8 銀座MSビル1・2階 / 03-6228-7733
時間：11:00〜19:00
主催：金沢クラフトビジネス創造機構（協力:金沢漆芸会）
出品作家(敬称略・50音順)
１F
前期日程 / 鵜飼 康平、鎌田 克慈・奈緒美、佐竹 泰誌、五月女 晴佳、西村 松逸、藤田 和、山口 浩美
後期日程 / 清瀬 鈴、小島 康加、清水 英姿、高橋 悠眞、野口 健、藤野 征一郎、百瀬 玲亜
２F
四十沢木材工芸 / 四十沢宏治、小西紋野、針谷崇之、大坪直哉、定池朋子、芝山佳範、高橋悠眞
